【泣ける話】後悔の涙、祖父の未使用パスポー

広告



私はあまり祖父が好きではなかった。

あまり話をしないし、何を考えてるのか分からなかったからだ。

そんな祖父が小学3年生の頃の私を誘って出かけようと言ったことがあった。

「遊園地のチケットをもらったんだけど、今度おじいちゃんと行かないかい?」

そんな風に誘われたと思う。

私は「今はいいや」と乱暴に断った。

祖父と2人は嫌だったのかもしれない。

「そうかい、じゃあまたね。」

そう言った祖父の顔を私はちゃんと覚えてない。



そんな祖父が今年亡くなった。

母と祖父の部屋を整理してると、郵便局の封筒の中に当選通知と一緒にしまわれたディズニーの古いチケットが出てきた。

未使用だった。

私と行くために抽選に応募したのかな。

当選して喜んだのかな。

私をどんな気持ちで誘ったのかな。

私が断った時、どんな気持ちだったのかな。

いつか、一緒に行くつもりでしまっていたのかな。

一瞬でいろんな思いが頭に浮かび、自分でも信じられないほど泣いた。