ディズニーランドに行った時、8歳の娘がアトラクションの待ち時間に遊んでいた3DSをなくしてしまいました。
その3DSはクリスマスにサンタさんに貰ったものでゲーム好きの娘はどこにいくときもいつも自分のリュックに入れて持ち歩いていました。
普段は私達もなくさないように気をつけているのですが、久々のディズニーランドで浮かれていたのか全然気が付かず、娘が泣きそうになりながら「3DSがないみたい・・・」と言い出してやっと気が付きました。
パパははじめ少し怒っていたような感じでしたが、その娘の表情に怒ることもできず、とにかくみんなで探しにいくことにしました。
入り口から乗ったアトラクションを思い出しながら移動したルートをもう一度歩きましたが、やはり見つかりません。
大分暗くなっていましたし、もう正直半分あきらめていました。
名前を書いてるわけでもない比較的新しい3DSです、売ってしまえばそれなりの値段にはなるかもしれません。
ディズニーランドと言ってもいろいろな人がきます。特にその日は中国人の方を多く見かけたので、頭にはよくテレビで取り上げられる中国人の方の観光マナーの話が浮かんでいました。
そして、そうこうしているうちに抽選であたったお城前のショーの時間が迫ってきました。
「もう諦めようか?」
娘にそう言いかけたときに、スタッフの女性が声をかけてくれました。
「何かお探しものですか?」
私たちは、3DSをなくして探していたこと、ショーの時間が近いことを伝えました。
女性は今はショーを優先すること、帰り道に落とし物センターに寄ることを私達に伝え、そして涙ぐんでいる娘に向かって笑顔でこう言いました。
「大丈夫!私達が探しておいてあげるから、ショーを楽しんできてね!」
女性の頼もしい声に、娘も少し笑顔が戻りました。
ショーが始まってからは娘も3DSのことを忘れて心から楽しむことができたと思います。
そして、帰り道。
私達はほとんど期待せずに落とし物センターに行きました。
「こちらですか?」
奥から娘の3DSが出てきたときには「えっ!?」って声が出ました。
娘も「私の!私の!」と大喜び。
聞くと、お客さんが拾って届けてくれたそうです。
本当に恥ずかしい気持ちになりました。
落としてみつからないからと、すぐに誰かが盗っていったと考えたこと。
まして勝手なイメージで盗んでいったのは外国人なんではないかとまで想像していたこと。
まず人を信じられるようにならなくちゃいけない、と心からそう思いました。
余談ですが、最後にパパが見たばかりのショーにかこつけながら娘に呟いたセリフが印象に残りました^ ^
「”物語の最後はいつも幸せに”って、本当だったね」
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